~ケアネットニュース2023.3.6~
低炭水化物食はテストステロンの血清レベルを上昇させ、メタボリックシンドロームに伴う男性の性腺機能低下症の勃起機能を改善する可能性があることがブラジルのCaio da Silva Schmitt氏らが行った非盲検ランダム化臨床試験によってわかった。メタボリックシンドロームの性腺機能低下症の男性18例を対象に、低炭水化物食群と対照食群を3ヵ月間比較する非盲検ランダム化臨床試験を実施した。身体測定値(体重、BMI、腹囲、ヒップ周り、胴囲)、血清総テストステロン値、性腺機能低下症の症状、性機能が評価された。主な結果は以下。身体測定値は低炭水化物食群でのみ正常値に近づいた。低炭水化物食群では性機能が統計学的に増加し、性腺機能低下症の症状が有意に減少した。
対照食群と比較して、低炭水化物食群では血清総テストステロン値の有意な上昇が見られた。
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