~AFP通信2019.6.25~
手や足に木の皮のような巨大なイボが生じ、「ツリーマン(樹木男)」と呼ばれるバングラデシュ人男性、アブル・バジャンダルさん(28)が、耐え難い痛みから解放されるため、両手を切断してほしいとの希望を明らかにした。バジャンダルさんは2016年以降、ダッカ医科大学病院で25回のイボ除去手術を受けた。担当医らは治療が成功したと考えていたが、突然イボが再発し、バジャンダルさんは昨年5月に病院から逃げ出していた。しかし症状が悪化し、中には大きさが5センチを超えるイボもできたことから、今年1月に再入院した。バジャンダルさんは、「痛みにこれ以上耐えられない。夜も眠れない。少しでも楽になれたらと思い、両手を切ってほしいと医師らに頼んだ」と明かした。バジャンダルさんの病気は「疣贅(ゆうぜい)状表皮発育異常症」という非常に珍しい遺伝性疾患で、「樹木男症候群」とも呼ばれる。発症者数は世界中でも、バジャンダルさんを含めて6人に満たないとみられている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3231793
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